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Coffin Works

またまた週末はバーミンガムへ。
今回はまだ行った事のなかった Jewellery Quarter というエリアを散策してきました。



バーミンガムには、Jewellery Quarter と呼ばれる300年以上の歴史を持つ宝飾産業の盛んなエリアがあります。
Jewellery Quarter には宝石を用いたアクセサリを製作するワークショップや専門学校をはじめ、宝石をつくる為の道具、材料屋さんなど、宝石に関連する業者や機関が集積しています。
1900年頃に全盛期を迎えるも、その後は衰退の一途たどり、規模がずいぶんと縮小してしまったそうですが、今もたくさんの宝石商が軒を連ねていました。



そんなエリアの一角に 「Coffin Works」 という小さな博物館があります。
「Coffin」 は棺のこと。
Newman Brothers という棺メーカーがオープンしたのは1894年のこと。
ウィンストン・チャーチルやエリザベス女王のお母さん、ダイアナ元妃の棺もここで仕立てられるほど格式がある棺メーカーでしたが、真鍮のかわりにプラスティックが用いられるようになったり、安価な外国製の棺の台頭で1999年に廃業となってしまいました。



しかし何とかこの場所を文化遺産として残そうという地元の人の努力で2014年の10月に博物館として再オープンしました。
入場料は5ポンド。
ガイドによる無料の博物館ツアーに参加しました。
私たちが訪問した時は Martinさん が案内役をしてくれました。


            1-IMG_2300.jpg



まず最初に案内されたのは中庭に面した作業所。


      1-IMG_2324.jpg



ここでは棺に装飾としてつける真鍮のプレートや棺につけるハンドルが作られていました。
ロープで重しを引っ張ってメタルプレートにスタンプの要領で型をつける作業がここで行われていました。


            1-IMG_2315.jpg



型の種類もこんなに。


            1-IMG_2327.jpg



ここでは型がついた部分を切り取ってプレートにする作業が行われていました。
ガイドがを実演をしてくれました。
博物館にあるいろんなものが当時のまま保存され、今もちゃんと機能するところがすごいなぁと思いました。


            1-IMG_2310.jpg
 


2階では1階で作られたものが製品として発注される作業がされていました。


      1-IMG_2285-001.jpg

      1-IMG_2335-002.jpg



ひとくちに棺のハンドルといってもたくさん種類がありました。
デザインは一緒でも値段によって素材が違ったり。
いろんなものがガラスケースに納められているている博物館と違って実際に気になったものを自由に手にとってみることができ、歴史を身近に感じることができました。
 

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ここは奥のオフィススペース。


      1-IMG_2355.jpg



ここも当時のまま保存されています。
上着がラックにかけられていたり、定期的に電話がなるような仕掛けがされていて、以前ブログに載せたロンドンの「Dennis Severs' House (こちら) 」に行った時のように、物語の中に自分たちだけが取り残されてしまったような不思議な感じがしました。



3階はミシンがたくさん並び、死者に着せる衣装や棺の内装に使われる布の製作がされていました。
死装束は土地柄青と白のコンビネーションもしくは臙脂と水色のコンビネーションがとても人気だったとのこと。
(理由にピンときた方がいらっしゃるかしら? バーミンガムシティーとアストンヴィラという2つの地元の人気サッカーチームの色です☆)


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ミシンが稼動している音が音響効果として使われていたり、ミシンに縫いかけの布がおいてあったりして、まるで今でもここで人が働いているような感じがしました。



どの階もできた製品をすぐ発送できるように、この木製のエレベーターみたいなもので下の階へ運べるようになっていました。
 

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最初に棺メーカーの博物館があると聞いたときはあちこちに立てかけられたたくさんの棺をイメージしていましたが、現在この博物館にある棺はこのひとつだけ。


      1-IMG_2357.jpg

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博物館の中にはみたこともないようなレトロなタバコの販売機だとかタイムカードの機械もそのまま残っています。
この機械も今もちゃんと機能していて実際にタイムカードをパンチインさせてもらいました。


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博物館そのものもとても素敵でしたが、ここで働いている人たちの知識が豊富で博物館のことをすごく大切に、誇りに思っているのがよく伝わってきました。

そういう人たちに守られて存在するタイムカプセルのようなおすすめの博物館です。







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棺に装飾するプレートとハンドルを模ったチョコレートが販売されていました・・・
いろんなこと考えるね。



      
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genre : 学問・文化・芸術

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お久しぶりです!
偶然! 私も昨日バーミンガム行ってきました!
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Author:swallowtail*
        

ご訪問ありがとうございます。

2000年からロンドン在住です。
(メキシコに住んでいた時期もありましたが)
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