イギリスには現在は店舗やオフィスとして使われている通り沿いの建物や、一般の人々が暮らしている建物の中にも、100年以上の歴史を持つものがたくさんあります。
そしてその中にブループラーク(Blue Plaque)と呼ばれる、青い陶器製の銘板が壁に埋め込まれた建物があります。
これらは英国内外を問わず、歴史的な著名人が住んでいた建物にその人物の没後20年、またはその人の誕生より100年以上経ってから認定され、壁にかかげられます。

ブループラークの設置が始まったのは1867年。
イングリッシュ・へリテッジという団体が選定、管理をしているそうで 最初に登録されたのは詩人バイロンだそうです。
日本人としては、明治時代にロンドンに留学した夏目漱石のプラークが2001年に認定されています。
また、実在した人物以外にもシャーロック・ホームズのような架空の人物にブループラークが認定されたケースもあります。
現在ロンドンにはおよそ800枚のブループラークが認定されており、 街を歩いていると結構頻繁にみかけることができるので、こういったブループラークの背景を知っておくと街歩きがいっそう楽しくなります。
ちなみに写真は映画監督アルフレッド・ヒッチコックが住んでいた家に掲げられたブループラークです。
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